【意外と知られてない?!メンタル4つのステージ】
【意外と知られてない?!メンタル4つのステージ】
はじめに
あなたは今、精神的にどういう状態でしょうか?
「やる気満々!毎日充実感!」でしょうか?
それとも「辛くて辛くて仕方がない」状態でしょうか?
メンタルの状態は、4つのステージに分けられると考えています。
「やる気満々」の元気な状態からいわゆるメンタル疾患まで。
このステージはそれぞれ別々にあるのではなく、虹の七色のようにお互いに繋がり合っています。
ある日突然、メンタル疾患になるわけではなく必ず前兆があります。
その前兆に気づかず、あるいは無視してそのままにすれば、少しずつ少しずつ次のステージに進んでいくのです。
だからこのステージ分けには、知っておいて損はないポイントがあるんですよ。
一つ一つ見ていきましょう!
4つのステージ
ステージ1
毎日充実していて、やる気満々!
「もっともっと向上したい!」「成果を出したい!」という意欲に満ちている状態。
非常に良好な精神状態です。意欲、達成感に満ちています。
悩みも少なく、もしあったとしても長引くことなく自分の中で処理できているでしょう。
こういう状態の人には、より高い目標達成のため『コーチング』が効果的です。
ただし、弱ったメンタルが隠れている場合があります。
心の奥にある寂しさ、虚しさを埋めるために目標達成を目指している場合です。
目標が達成されている間は弱ったメンタルが表面に出てくることはありませんが、そこにつまずいたとたん、一気に表面化してくる場合があります。
ステージ2
おおきな変動なく平穏な状態。
可もなく不可もなく、安定している状態。
少しの動揺はあっても、毎日を落ち着いて暮らせています。
静かな分、もっともっと、という欲はありません。
毎日を平和だと感じてせいかつしており、ステージ1と同様、少しの悩みがあっても自分の中で処理できています。
現状に一番満足しているのかもしれませんが、人間は本来はもっともっと、と向上心を持っているものです。それがないという意味では、少し弱っています。
ステージ3
生活の中にかなりストレスを感じており、辛くて仕方がない状態。
それでも、なんとか耐えて日常生活はなんとかなっている。
なんとか耐えて生活を送っている・・・
ここまで追い込まれていては、精神的にだけでなく身体的にも不調が出ているはずです。
あるいは、まず身体的な症状が出て、そちらに気をとられて精神的な辛さに気づいていないかもしれません。
それでも、休んではいられない、休むほどではないと頑張り続けている状態です。
あなたの心や身体がSOSを出していますが、それに気づかないか無視しています。
ストレスや悩みを抱え、ずっとそれは解決されないままです。
かなり危ない状態で、ここの範囲は非常に広いです。
ですが、ここが最も大切な分岐点です。
カウンセリング又はしかるべき医療機関の受診をおススメします。
受けた結果、なんでもなかったのなら安心できますよね。
ステージ4
辛さが限界を超えて、日常生活に支障が出ている状態。
精神的にも身体的にも、病的とも言える症状が出ています。
やる気が出ない、負の感情がとれない、疲れが取れない、仕事の効率が下がるなど、これまで通りの生活ができなくなっています。
日常生活に支障が出ているということは、あなたの周囲には、あなたの状態が普通ではないことがわかっている人がいるはずです。
「大丈夫?」
「病院へ行ったら?」など声をかけてくれる人もいるでしょう。
その声を無視せず、しかるべき医療機関を受診しましょう。
受診すれば、病名がつく人が多くなります。
心や身体を十分に休ませて上げないと、どんどん悪化していきます。
行動を起こすべきタイミング
さて、あなたは今どのステージにいますか?
あなたが動くべきステージはどこでしょうか?
精神科医の樺沢紫苑先生は、そのYouTube発信の中で
「たいていの患者さんは我慢しすぎです。なぜもっと早く来ないのか、と思います。」
「たいていは1年以上遅いです。もっと早く来て対処していれば、こんなにひどくならなかったのに、と思います。」
とおっしゃっています。
そう、あなたが動くべきタイミングは『ステージ3』なのです。
ステージ1・ステージ2は、何も動かずそのままの生活を送ったとしても、マイナスになる要素は少ないです。
でも、辛いけれども日常生活が送れている、何とか耐えている『ステージ3』では、そのまま放置すれば『ステージ4』に進む可能性があります。
しかもその可能性はかなり高いです。
ぜひ、この『ステージ3』で行動し、対処しましょう。
『ステージ3』であれば、元の状態の『ステージ1』や『ステージ2』に戻ることは、それほど難しいことではありません。
でも『ステージ4』に進んでしまうと、『ステージ1』『ステージ2』に戻るためには『ステージ3』とは比べものにならないくらいの時間と労力がかかってしまうのです。
なぜなら、人には『恒常性』という変化を嫌う性質があるからです。
たとえそれがあなたにとってつらい状況であったとしても、何年もその状況を続けているとあなたの脳は、それがあなたの普通、と決めてしまいます。
そうなると、つらい状況から抜け出したいと思っても、脳が拒否して抜け出せなくなるのです。
まとめ
今回は、メンタルの4つのステージについてお話ししました。
これをお話ししたのは、精神的につらい時、苦しい時には、我慢しすぎずに早め早めに対処して欲しいと思ったからです。
ほんの少しの勇気と行動力があれば、あなたを助けてくれる人と場所はたくさんあります。
ぜひ頼っていってほしいと思います。
『4つのステージ』を拝読して、改めて怖くなりました。わかってはいましたが、ステージ4。
以前、心療内科を受診したことがありましたが、仕事を休んで(できれば辞めて)…という話が出て、通うことを辞めてしまいました。
そんなことはわかっている、自分もすぐにでも辞めたい。でも、生活がある。自営業なので傷病手当てもないし、第一傷病手当て程度では生活できない。
そんな思いでした。
父が滅茶苦茶な人でアダルトチルドレンの特徴が全て当てはまります。母も依存してきます。現在も家に縛られ、面倒を見ています。
我が子には同じ思いをさせてはいけないと、自分を押さえて押さえて、正解を探りながらの子育てと母の夢を押し付けられた仕事に何十年も縛られた挙げ句、子どもは自分の夢を実現すべく海外移住。実に健全に育ったのだから、喜ぶべきなのですが、俗に言う空の巣症候群で苦しんでいます。
夫婦の予想を大きく上回る学費がかかってしまい、よりいっそう仕事を辞められなくなっているのが、苦しいです。
先の人生が全く見えません。
解決方法があるとは思えないのですが、その反面、こうして何かにすがりたい気持ちもあり、かなりおかしいのだと思います。
残り少ない人生をスッキリした気分で過ごせたら嬉しいのですが。
ACの特徴か、寂しすぎるからか、子どものことも忘れてしまいたい(関係を切りたい)とおもってしまいます。
林 千佳様
コメントありがとうございます。
お辛いお気持ち、状況、お話しいただきありがとうございます。
ご両親のこと、お子さんのこと。大変な中を頑張ってこられたのですよね。
千佳さん、すごいです。
空の巣症候群も、共感します。私もそうでした。なんなら今でも時々寂しくて泣いたりしてますから。
。
何かに縋りつきたい気持ちはあって当然だと思います。
おかしいわけじゃないですよ。
まずはガス抜きをしませんか?お話相手、させていただきます。