『痛み』は成長のための試練か?
今回は、人が『痛み』を受け止め、乗り越えるための方法について書きます。
『痛み』とは
人の悲しさ・苦しさ・辛さ・・・
そういうものは、時に『痛み』に例えられることがあります。
『痛み』・・・
あなたはこの言葉を聞いて、どう感じますか?
どんなことが思い浮かびますか?
もしかしたら、何かを思い出すかもしれませんね。
ところで、『痛み』はその人がより大きく成長するための試練だと言われることもあります。
私自身何度も言われてきましたし、人様にもそう言った経験があります。
でも今は、それは無責任で冷たい言葉だったと感じています。
『痛み』で成長できるとき
人が『痛み』を成長の糧にする為には、余裕がなくてはなりません。
なぜなら、『痛み』の渦中にある人は、未来を見ることができないからです。
私はこのことを、
インナーチャイルドセラピーの理論を学んで、
インナーチャイルドセラピーを受けて、
インナーチャイルドセラピーをさせて頂いて、
やっと理解しました。
『痛み』と表現できるほどの悲しさ・苦しさ・辛さの渦中においては、
その先にあるかもしれない成長を考えることはできないのです。
『痛み』の最中にできることは、ただただ耐えること。
又はその『痛み』を無視してしまうこと。
考えてみてください。
動けないほどの激痛を感じている時、他のことを考える余裕はありますか?
呻きながらも、ひたすら耐える、我慢するだけではないですか?
仮にそれが成長するための試練だったとしても、
それを試練として見ることができるのは、少し余裕ができた時。
そして本当に成長できるのは、
『痛み』を感じている自分を受け止められた時、
認めることができた時です。
『痛み』で成長する方法
それでは、いつまでも『痛み』を受け止められないのは、認められないのは、その人が弱いのでしょうか?努力が足りないのでしょうか?
そうではありません。
方法がわからないだけです。
では、『痛み』を受け止める、認めるための方法とは何でしょうか?
①十分感じきること。
②感じたことを外に向かって吐き出すこと。
これだけ。
そして、より簡単にするポイントは、一人でやろうとしないこと。
助けてくれる人がいるなら、遠慮せずに頼ること。
積極的に助けるとかでなくていいんです。
痛みを吐き出した時に、受け止めてくれるだけでいいんです。
これをやっていくと、
痛みの原因を見つめ、拒否することなく感じきり、吐き出すことができます。
これができた時、あなたが見ている世界が変わります。
今、悲しさ・苦しさ・つらさという『痛み』に耐えているあなたへ
あなたは、よく頑張っています。十分に頑張っています。
次は、それを吐き出してください。
一人でできない時には、人に助けを求めてください。
必ず、あなたを受け止めてくれる人や場はあります。
経験者より愛をこめて