言いたいことが伝わらない時まずやるべきは?
自分の言いたいことが伝わらない!
あなたは、「自分の言いたいことがうまく伝えられない」と感じたことはありますか?
だから「うまく伝えらえるように考えなくちゃ」あるいは「言葉を出す練習をしなくちゃ」などと思っていませんか?
もちろん、あなたの伝え方のスキルや言葉の数が少ない、という面もあるかもしれませんが、それは一面でしかなくて、私は別の側面もあるのではないかと考えています。
その言葉の意味は?
それはズバリ!
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そもそも「その言葉の意味は同じですか?」ということ
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つまり、あなたの使っている言葉を、相手は『あなたが考えている意味とは全然違う意味』で使っているかもしれない、ということです。
そうなると、あなたは『自分の言いたいことを、自分の言葉できちんと言っている』のに、相手は別の意味で解釈することになります。
例えばなんですが・・・・
あなたは「寛大さ」という言葉をどういう意味で使いますか?どんな印象を持っていますか?
先日友人の主催するワークショップで、この言葉について考える機会がありました。
「寛大さ」という言葉の意味や印象について意見を出しあったところ、実に様々な意見が出てきました。
「広い心で受け入れる」
「深い愛情」
「無償の奉仕」
「受け入れるんじゃなくて受け止める」・・・
中には「偽善を感じる」という意見まで。
ちなみに、GOO国語辞典によると「寛大さ」の意味は
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度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと。また、そのさま。
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となっています。
正しく辞書通りの意味を言った人は、いなかったことになりますね。
言葉の解釈は人それぞれ
人の視点、感じ方は人それぞれです。それこそ無数にありますし、言葉の解釈も同じように人それぞれです。
日本人なんだから、当然日本語の意味を正しく、全く同じに解釈していると思ったら大間違い!
そうとは限らないのです。
先の「寛大さ」の例を見ても、優しさを感じる人がいる一方で、逆に偽善を感じる人もいるのです。
だから、あなたが自分の言いたいことが相手に伝わらないと感じる時、必ずしもあなたの伝え方が間違っていたり下手だったりするわけではないということです。
そもそもの言葉の解釈が違っているのだから、どう伝えようとあなたの思うようには伝わりません。
ではどうすればいいのか?
では、どうしたらいいのでしょうか?
人と話をしていて「どうも意味が通じていないな」と感じる時は、下記の3つをやってみると良いです。
- 使っている言葉の意味がお互いの間で同じになっているかどうかを確認すること
- 使っている言葉について、お互いに合意できる意味を見つけること
- そのうえで話をすすめること
こうすれば、少なくとも言葉の解釈は同じですから、それでも伝わらない場合は伝え方を工夫すればよいことになります。
仕事の場では、こういったことでの時間と手間のロスはもったいないものです。
これを防ぐために、あらかじめ言葉の意味をすり合わせてから、話しをスタートさせることができればいいと思います。
まとめ
人と話が通じ合わない時は、まず使っている言葉の意味を合わせてみましょう。
それでも伝わらない場合には、伝え方を工夫してみましょう。