根本解決ならインナーチャイルドセラピーを

毎日、生きづらさを感じておられる方は、たくさんいらっしゃいますよね。

その原因、解決をインナーチャイルドに求める方も、増えてきているように感じます。
インナーチャイルドは今の生きづらさの原因であり、ここに取り組むことで根本解決を図ることができます。

インナーチャイルドとアダルトチルドレン

インナーチャイルドとは「内なる子供」と訳されます。

 本来であれば、自由で愛情に満ち希望に満ちている存在です。

 そして十分な養育を与えられれば、チャイルドはアダルトに成長していきます。
 ところが、適切な時期に適切な養育を与えらなかった場合、その内なる子供、インナーチャイルドは傷つき、その傷ついた感情を自分の心に閉じ込めたまま固まってしまいます。

 どんな時に傷つくのか。。。

 例えば
  ・不安で泣いても誰も来てくれない時

  ・誰も抱きしめてくれない時

  ・ありのままの自分でいられない時

  ・感情を表すと怒られる時

  ・助けを求めても助けてくれない時

  ・失敗が許されない時   、、、、、などなど

 そして、その時感じた感情は生きるために封印されます。私はその感情が封じ込められたものを「カプセル」と呼んでいます。この「カプセル」を抱えたまま大人になった人がアダルトチルドレン※です。
 親が親としての役割を果たさない・果たせない家庭で育った場合、100%アダルトチルドレンが育つと言われています。

 ※アダルトチルドレンは、元の定義ではアルコール依存症の両親に育てられた子供を言いますが、今はその枠を超えて内面的なトラウマを持ち続ける人のことを言います。私の「カプセル」は、この内面的なトラウマを指します※

人が同じ行動を繰り返す理由

 人は不思議なほど同じ行動を繰り返すと言われます。一体それはなぜなのか?ここに、インナーチャイルドセラピーのキモがあります。以下にお話しします。

カプセルの場所:三つの脳

 内面的なトラウマ、このカプセルは人間の生きる本能を司る部分に収納されます。


 人間の脳は大きく分けて三つに分けられます。
 一つ目が大脳皮質新皮質。思考や理性を司る部分です。
 二つ目は大脳辺縁系。感情を司る部分です。
 そして三つ目が脳幹。人間の生存に関わる本能を司る部分です。

 傷ついたインナーチャイルドの感情が入ったカプセルは、この脳幹の部分に収納されます。
 つまり、インナーチャイルドのカプセルは、食欲や睡眠欲など生きることに関わる本能と同様に、生きるために反射的に反応を起こします。
 傷ついたチャイルドにとってこの反応は、まさに生きるために必要なことだったのです。
 私たちが何度も何度も同じパターンを繰り返しながら、そこから抜け出せない理由の一つはここにあります。だって、生きるための反応だから。

カプセルの場所:意識

 別の言い方をすると、このカプセルができることになった体験、これに関する記憶が潜在意識に収納されていることです。

 私達の意識は二つに分けられます。

 一つは「顕在意識」。今私たちが意識できる世界で、こちらは意識全体の5%程度といわれています。
 もう一つが「潜在意識」。「無意識の世界」とも言われ、普段私たちが意識していない部分です。こちらが意識全体の95%を占めます。

 傷ついたインナーチャイルドの体験は、この潜在意識に記憶されています。ですので、普段意識されることはありません。
 でも、何かの体験が刺激となってカプセルを揺らすと、その潜在意識にある記憶が誘発され、私たちはその時に決意した行動パターンを無意識にとってしまうのです。

 これが、同じ行動を繰り返す理由です。だって、無意識ですから。

 では同じ行動を繰り返さないためにはどうすればいいのでしょう。

 色々な方法があります。

 心理学も、カウンセリングも、コーチングも、アプローチが違うだけで、より良い自分になる、より良い人生を生きる、という意味では同じだと思います。

 インナーチャイルドセラピーは、潜在意識に隠されたカプセルを壊し中に固まっていたインナーチャイルドの感情を癒すことによって、早い変化を促すことができます。原因の大元に直接働きかけるからです。
 だからと言って1回のセラピーで完全に解決するものではありません。劇的に変わる方もいらっしゃいますが、多くの方はセラピストと協力して、コツコツと変化を起こしていかれます。

 ですが単発のセラピーであっても、行動の原因を知るということは改善の第一歩です。知らずに苦しんできたことが、知るだけで楽になる方がたくさんおられます。

 私も、それだけでずいぶん楽になりました。

まとめ

 今日は、生き方の底に流れる原因について、インナーチャイルドセラピー的に書いてみました。

 人は幼少期に体験した感情から、自分の行動パターンを決めています。

 それは、幼少期であれば生きるために必要であったこと。仕方がなかったこと。

 でも、大人になった今、そのパターンは必ずしも必要ではない、むしろ生きる負担になっていないでしょうか?

 もし今、何か生き方に苦しいことがあったら、ご自身の原因を知るだけでも変わってくると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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